2016年4月14日夜、熊本県を震源とする最大震度7の大地震がありました。日本では地震があるとまず「震度」を見てどのくらいの地震だったのかなと想像します。震度7というと東日本大震災・阪神淡路大震災級です。

前から、アメリカでは「震度」の表示がなく「マグニチュード」だけだということは知っていましたが、アメリカのニュースでは震度表示なしなので何がなんだか意味がわかりません。人に状況を伝えるのに、数値化した尺度である「震度」がどれだけ重要かということを改めて認識しました。

日本のニュース(産経新聞)

 気象庁によると、14日午後9時26分ごろ、熊本県熊本地方を震源とする地震があり、同県益城町で震度7を観測したのをはじめ、熊本、宮崎両県で震度5弱以上の大きな揺れを観測した。震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.4と推定される。震度4以上を観測したのは熊本、宮崎、福岡、佐賀、長崎、大分、鹿児島、山口の各県にわたり、遠くは長野、岐阜両県などでも震度1を観測した。
出典:『熊本で震度7 津波の心配なし』(産経ニュース)

アメリカのニュース(CNN)

The U.S. Geological Survey said the magnitude-6.2 quake struck near Ueki, Japan. Several smaller aftershocks occurred shortly afterward. Several fires also broke out in the town of Mashiki, Japanese broadcaster NHK said.
The two deaths occurred in Mashiki, the Kumamoto Prefecture Disaster Management Office said. One person died in a collapsed house, and the other died in a fire.
Gen Aoki, director of the Japan Meteorological Agency's earthquake division, warned that more aftershocks could occur over the next week.
"This is an earthquake that is going to shake for a long time," CNN meteorologist Chad Myers said.
An estimated 750,000 people felt the shaking Thursday, Myers said.
"The strongest shaking was right where the most people live" in the area, he said.
While the magnitude might not seem extreme, the shallow depth of the quake -- just 10 kilometers (6.2 miles) -- probably means significant damage.
"When you have a shallow earthquake, you have the potential for more damage," said John Bellini of the U.S. Geological Survey.
出典:『Japan earthquake kills 2, destroys 19 houses』(CNN.com)

日米ニュースを比較してわかること

日本のニュースでは、「震度」が揺れの大きさを示す尺度だということと「震度7」が最大であることを知っていれば、非常に大きな揺れだったということが紙面からわかります。一方、アメリカのニュースは「マグニチュードが6.2で決して大きくはないけれど、震源地が10キロと浅いので多分ダメージが大きいだろう」というだけで結局何なのかわかりません。

マグニチュードの表示も日本のものと違いますが、これは日本では気象庁の基準(Mj)で表示しているのに対してアメリカでは別の基準(たぶんMw)を使って表示しているためだと思います。東日本大震災の時はマグニチュードが大きかったのでMj 8.4とMw 9.0と2つの値が出ています。ウィキペディアを読んで勉強すると、Mjのほうが速報性が高いものの巨大地震の時に数字が低く見積もられる傾向があるそうです。

ボランティアの心得らしきもの

阪神淡路大震災以降、大規模災害の後にはボランティア活動の重要性が増しているように思います。一方で、報道クルーが問題を起こしたり、善意のボランティアが被災地に負担をかけたりといったことも報道されるようになってきています。(昨年、バヌアツサイクロンの記事を書いている時に国際的に同じような問題があるらしいというのを見ましたので日本に限ったことではなく日本のほうが良さそうです)

「ボランティアの心得」、「災害ボランティアの心得」で検索すると多くの記事に行き当たりますが、重要度が高いと個人的に思うのは、

  • 衣食住の手配を自分でする、もしくはできる団体に所属しておくこと。
  • 特に、飲水・食料品は特に混乱期に現地調達してはいけない。燃料も。
  • 二次災害に遭わないように心がける(100%は無理ですが、心構えでだいぶ違います)

と思います。

参考サイト

  • 災害ボランティアの心得(奈良県社会福祉協議会)
    • ボランティア活動保険
    • みんなが気持ちいいボランティア活動を
    • 破傷風にご注意を!
    • 災害ボランティア 標準的な持ち物
  • 「災害時のボランティア活動について(全国社会福祉協議会)」(この時代に「リンク不可」を掲げているので、検索でどうぞ。「リンク」は「ホットリンク」のことかなとも思うのですが、貼らないでおきます。)
  • 災害ボランティアの心得(マイナビ)

マイナビの記事には、「興味本位や自己中心的な理由で行かない」と書かれていて、具体的には「『何か私たちができることはありませんか』と声をかけてくれたボランティアに、どうしてここにきたのかと訪ねると、『卒業論文にしたい』、『自分ができることを試してみたい』という返事が戻ってきました。」という例が挙げられています。

個人的には、どんな理由であれ行動できるのは、しないよりずっと良いと思います。が、それをわざわざ被災者に向かって表明するのは無神経だと思うので、嘘でも「美しい」理由を考えておいたほうが良いのでは・・・と思います。

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