アメリカのJ-1ビザカテゴリーに必須の書類、DS-2019の書式がいつの間にか少し変わっていたようです。写真の左が新しい(2016年)書式、右は以前(2015年)のものです。

DS-2019の中で一番目につくバーコードがなくなっています。なくなって書式が大幅変更だったら特に心配もないですが、そこだけ白く抜けているので印刷ミスかと思って担当者に確認したところ、どうも書類が変わったようです。昨年秋ごろ来たポスドクの時は気づかなかったとラボの担当が言っていたので、ごく最近使われ始めたのかもしれません。

DS-2019とJ-1ビザ

DS-2019という書類は、アメリカJ-1ビザの申請の記事でも取り上げているように博士研究員(ポスドク)、レジデントなどが取得するJ-1ビザ(交換訪問者ビザ)の付帯書類です。書式は米国政府に決められていますが発行自体は大学がしているようで、大学担当者のサインがあるだけであとは印刷されています。

H-1ビザの場合は発行でトラブルになったりすることもありますが、J-1は書類が比較的簡単で「非永住」「永住権を取得しない」ビザカテゴリのせいか、DS-2019やJ-1ビザ関係でトラブルを聞いたことがありません。

DS-2019には滞在する研究・教育機関とプログラム番号、滞在費用の支払いがあるかどうか、などが書かれていて、入出国をしたりビザスタンプを取得したりすると印鑑やサインが追加されていきます。

ビザスタンプと滞在期間

以前の記事にも書いたように、ビザの用語はちょっと面倒です。ビザのカテゴリはJ-1(交流訪問者)で、面接に行ってパスポートに貼られるいわゆる「ビザ」はビザスタンプです。ビザスタンプには有効期限がありますが、この有効期限は滞在資格としての「ビザ」の有効期限ではなく、アメリカへ入国する許可の期限を示しているだけです。

そのため、ビザスタンプの期限が過ぎてアメリカに滞在し続けても、在留資格が切れない限りは不法滞在ではありません。が、滞在できる期間はビザスタンプに書かれていませんし、DS-2019の有効期限でもありません。(が、通常は「DS-2019の有効期限を参照」とされます。)

アメリカに滞在できる期間は、アメリカに入国した際の入国スタンプに書かれています。ここに「D/S」と書かれている場合は、滞在資格を示す書類であるDS-2019の有効期限が滞在可能期間になります。DS-2019は最長5年まで更新していけるので、更新が途絶えない限りは合法的な滞在になります。(J-1の場合はDS-2019が切れてプログラムが終了した後30日間滞在可能です)

そのため、パスポートを単なる身分証として使う場合以外にパスポートを見せる必要がある場合には、必ずDS-2019を見せなくてはいけません。

入国した際に「D/S」ではなく期限が書かれていると、DS-2019の期限にかかわらずパスポートの入国スタンプの記載が滞在期限になってしまっていますので、何とかしなくてはいけません。今のところ周りで聞いたことはありませんが、アメリカは結構テキトウなので、入国後に自分で確認する必要があります。

SEVIS番号

バーコードがあった場所には、以前はSEVIS番号と言われる記号番号が書かれていてその下にSEVISバーコードが表示されていました。新しいものは、バーコードが省かれているようです。(ただし、新しい様式でビザスタンプを申請したり、アメリカに入国したことはないので、本当に有効かはわかりません。)

SEVIS番号はビザの申請時にSEVIS登録費用という費用を支払う際に使い、(専用様式の)領収書を添付するために使います。(少なくとも一申請者からはそれだけの意味しかありません。) 個人ごとに違う番号ですが、DS-2019を書き換えても変わらないので、一度支払えば(施設を移動しない限り)有効です。

インターネット上で「DS-2019」の画像を調べるとバーコードが表示された書類ばかりなので不安になりますが、たぶん大丈夫です!たぶん。

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