ウェブサイト全体のテーマと若干違うのですが、アメリカの駐韓大使、マーク・ウィリアムズ・リッパート氏についてウィキペディアの記事を読んだり、いろいろ勉強したので忘れないうちにまとめておきます。内容の保証は出来ません。

アメリカCNNの報道

ウェブ上に残っていて拾える情報のみで映像記事が8本くらいです。放送ではもっとあったかもしれません。

  1. アメリカ時間の3月4日夕方、現地時間2015年3月5日午前8時前にアメリカの大使が韓国で襲撃されたというニュースが速報で出ました
  2. 翌日あたりまではニュースになっていました
  3. 3月6日に、アンダーソンクーパー(強面のニュースキャスターで面白いです)の番組で同席者へのインタビューがありました
  4. その後の日本ではネットで出回っている情報はでていません

何本かピックアップしました

Witnessing the attack on Ambassador Lippert(Anderson Cooper 360)

Source: CNN Added on 9:08 PM ET, Fri March 6, 2015

会場に居たMichael Lammbrau氏のインタビューです。分からないところもあるので、見て見てください。映像では、拘束された容疑者の声をスマートフォンで録音している記者が写っていました。

  • 会場に大使が着いたがスピーチが始まらなかったので、食事が先なのかと思って周りと会話して食事していた
  • 襲撃者が何か叫んだので、そちらを向いたら、既に大使の前にいた
  • セキュリティは部屋には居たと思うが、行動が早かった
  • 襲撃者はハンボック、韓国の民族衣装を着ていた。自分の意見では、これを着ることで3月1日の運動、***(聞き取れず、たぶん韓国語)、1919年3月1日の抗日運動と自分を関係付けようとしていたと思う
  • 大使は座った状態で一対一で対峙したが、すぐにセキュリティが来た
  • 大使を個人的に狙ったのではなくアメリカ代表として狙ったようだ

U.S. diplomats have been attacked, killed in past

By Greg Botelho, CNN Updated 11:33 PM ET, Fri March 6, 2015

過去にアメリカの外交官が襲撃を受けた事件のリストが出ていました。

  1. 1974年8月19日、キプロス・ニコシアで大使館がデモ隊に襲撃され、大使が射殺された
  2. 1983年8月18日、レバノン・ベイルートの大使館に爆発物を積んだトラックが突っ込み44人死亡、大使は生還した(日本の記事だと63名)
  3. 1987年8月7日、ケニア・ナイロビとタンザニア・ダルエスサラームの大使館が爆破され301名死亡
  4. 2002年10月28日、レバノン・アンマンで大使館員が自宅前で金で雇われた二人に銃殺された
  5. 2012年9月11日、リビア・ベンガジで大使館が襲撃され大使を含む4名が殺害された他、エジプト・イエメンの大使館も襲撃された
  6. (記事には出ていない)1979年2月14日、アフガニスタン・カブールで大使が誘拐、殺害された

ウィキペディアの関連記事

アメリカの外交官はかなり受難が多くて大変です。

U.S. ambassador tweets that he'll be back 'ASAP'(New Day)

Source: CNN Added on 5:20 AM ET, Thu March 5, 2015

3時間かけて80針以上縫ったことと、場合によっては命にかかわる深さの傷だったということが紹介されています。また、容疑者は切りつける前に大使をテーブルに押し倒したという目撃者の話が出ています。ほかに、同じ容疑者が2010年に日本の大使を襲撃したことと、リッパート氏が2005年からオバマ大統領(当時上院議員)の側近だったことを紹介して、最後に話題になったツイートが出ています。

 

キーワード

Michael Lammbrau

事件のときに会場に居合わせてあちこちのメディアでインタビューを受けています。

LinkedInのページへはIntelligence Professorとして紹介されており、Seoul Bureau Chief at Arirang Instituteの職についているそうです。Arirang Instituteというのは、ウェブサイトを見ても良く分からない団体で、目的などをみると文化を広めるようなものの気がします。Michael Lammbrau氏は、2014年から職についており、春ごろにカナダのISA(The International Studies Association)という学会で発表しています。テーマは、北朝鮮が発するメッセージで使われている言葉から意図を読み解く研究で、「'years’, ‘assigned’, ‘assembly’, ‘june’, and ‘japanese’の5つのキーワードが北朝鮮の挑発的な行動の1週間前に良く出てくる、というようなものでした。assemblyはおそらく最高人民会議(The Supreme People’s Assembly)の一部だろうというようなことでした。

Mariemont

Wikipediaで更新があった、リッパート氏の出身地です。シンシナティ郊外ですので、「出身地は?」と聞かれたらシンシナティと答えるでしょう。東大阪市生まれの人が「大阪出身」というような感じでしょうか。

この街ですが、かなり保守的(コンサバティブ)な感じがする場所です。Wikipediaによると、2010年国政調査で人口は3400人です。人口比が白人94.7%、アフリカ系黒人1.6%、中南米系1.6%、アジア系1.3%というすさまじい人口比です。街の開祖の方針により、「マイノリティを排除する」方針であったと記載があります。

この街の開祖はユダヤ系移民であったようですすが、正しいか分かりませんがネット上資料によると、53%弱の住民が宗教に入信していて、ユダヤ教の割合は1.35%と記載されています。そうすると50人程度なのでどうでしょう。正しいのか分からないので削除されただけかもしれません。Lippert姓の人は「Julius Lippert」という人が世界大戦中のドイツにいたようです。

経過(日本のネットニュースより)

  • 南北問題の集会に参加中、襲撃を受けた
  • 80針縫うケガ(顔だけか、腕も含めてか不明)、腕は指が動くまでに数ヶ月見込みと医師団
  • 入院してすぐ、「大丈夫だ、同盟のためにがんばろう。すぐ戻る」のような韓国語交じりのツイートをした
  • 韓国では献花台ができて回復を祈った
  • 韓国大統領が襲撃犯を批難した
  • 北朝鮮が襲撃犯をほめた
  • 息子に韓国名をつけている
  • 3月10日に退院した

という続報がありますが、当事国のアメリカでは、オバマ大統領の話題よりも今は既に次の大統領選挙の話題がたくさん出ていたり、ほかにオクラホマ州の人種差別事件とか、ファーガソンで警官が銃撃された事件とか、ボストンマラソン爆破の裁判、「国会議事堂・大統領を狙ったテロ計画の容疑」の容疑者のインタビューが出たり、もうすぐNCAAバスケトーナメントもありますし、いろいろあるせいか報道を全く見かけません。

国同士の交渉という点では関係大有りなのかもしれませんが、一般人はほとんど気にしていないということでしょう。若くてして大使になっているので、優秀な方なのでしょう。生まれがコンサバティブな場所ですが、自分に中国語名をつけたり、息子に韓国語名をつけたり、その地域に溶け込む努力をしておられるのでしょうか。

判決、懲役12年

2015年9月11日(米国時間10日)、韓国の地方裁判所で金基宗(キム・ギジョン、Kim Ki-Jong)容疑者への判決が言い渡されました。懲役15年の求刑に対して懲役12年の判決でした。参考:『米大使襲撃の男に懲役12年、韓国』(AFP)、『South Korean man who attacked U.S. Ambassador Mark Lippert with knife sentenced』(CNN.com)

ウィキペディアを見ると、韓国の司法制度は日本と同じく3審制のように思いますが詳細は良くわかりません。

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