アメリカの代表的な食べ物といえば、ジャンクフードの王様、ハンバーガーを初めとして、ホットドッグ、アメリカンドッグなど、小麦製品がまず思い浮かびます。アメリカ人女性(70歳以上、仮名Annie)と主食について話をする機会があったので、そこで聞いたことをまとめておきます。生まれた地域、住んでいる地域で大きく違うはずだということと、若い世代はたぶん違う答え方をすると思うので、参考までに

意外だったのは、米が主食と思われていたことと、トウモロコシがおかず扱いだったことです。

小麦:使い方に地域差がある

欧米、特にアメリカの小麦製品といえば、ハンバーガーのバンズやホットドッグのパンなどのパンを真っ先に思い浮かべるのですが、どうも違うようです。

Annie:『北部では、yeast-raised breadをよく食べるけど、南のほうではbiscuitだね』

僕:「biscuitってyeastじゃないんだ?」

Annie:『重曹だね。パンといえば、シナモンロールとかバゲット(フランスパン)かな』

僕:「パンケーキとかは?」

Annie:『どこでも食べると思うけど、朝食だから主食とは違うかな』

ビスケット

by Lou Sander

日本でbiscuitというと、堅焼きのビスケットを思い浮かべます。アメリカでも、ビスケットもありますが、主に重曹などで膨らませたモノのことを指すようです。Wikipediaを見てみると、こちらはAmerican biscuit、堅焼きのビスケットはBritish biscuitと紹介されています。アメリカンフットボールが単にフットボールといわれるのと同じで、アメリカでビスケットというとたぶんアメリカンビスケットのことを指すのかなと思います。

by Scott Bauer

このアメリカンビスケットは、酵母を使って膨らませることもできるけれど、主に重曹などであると紹介されています。バターと甘いシロップなどをかけて食べるそうです。パンケーキもそうですが、この画像のように蜂蜜をたっぷりかけたり、Nutellaというチョコレートスプレッドが人気が高そうです。Nutellaはアメリカのブランドではなくてイタリアなのですが、アメリカで売っている製品には大豆が含まれるとWikipediaにありますので、こちらで売っているものはアメリカ製なのかもしれません。アメリカ人は甘いものが大好きですので、アメリカ製だったとしたら本国のものより甘いんだろうなと思います。Nutellaは砂糖とパーム油、次にヘーゼルナッツとココア・・・という原材料だそうです。砂糖とパーム油の塊と思うと、日本人が毎日食べたらやばいですね。

このビスケットですが、少し甘く感じるものが多いような気はしますが、結構美味しいです。(下にも書きますが、スーパーで売っているのを買わないからかもしれませんが)日本では、ケンタッキーフライドチキンで「ビスケット」としてメニューに載っています。ケンタッキーは南部の料理なので、このビスケットも南部でよく食べられるというのは納得です。

ディナーロール

by Peter Griffin

僕はあまり好きではない、この「ディナーロール」についても聞いてみました。

僕:「ディナーロールってどう?あんまり好きじゃないんだけど」

Annie:『手軽に準備できるパンだからねえ』

僕:「美味しく食べる方法ってある?トーストしたらまあいけるんだけど」

Annie:『そんなモンじゃない?』

とりあえず何か必要なときに、食べるものなのでしょうか。[dinner-roll]で検索してみると、かなり美味しそうな写真つきのレシピがありました。このディナーロールに限らず、スーパーで普通に売っているパンが美味しかったことがないので、大量生産品はあまり美味しくないのかも知れません。美味しいパン屋で買えば、同じような値段でもっと美味しいものが手に入りそうです。パン屋にディナーロールが売っているかどうかは、わかりませんが。日本でも併設のパン屋があるスーパーに売っている焼きたてパンのほうが美味しかったような気がします。

トウモロコシ:主食扱いされていない

僕:「トウモロコシは?」

Annie:『コーンは、サイドディッシュだよ。』

Annie:『むしろ、主食はポテトかな。』

というように、トウモロコシは世界三大穀物に数えられる作物で、アメリカは生産量世界1位で全世界の4割を占めるというのに、主食として扱われていないようです。メキシコ料理だとトルティーヤに使うので、アメリカでも地域によってはメインで食べているのかなと思います。アメリカンドッグは、アメリカではコーンドッグといわれていて名前の通り衣がトウモロコシからできています。(日本は小麦のようです)

イモのほうが主食と思われているのには驚きました。イモといえばドイツの主食と思っていたのですが、アメリカにはドイツ系住民が多いそうなので言われてみるとそうかも知れません。

米:結構食べてる?

Annie:『それよりも米かな』

僕:「米?食べるの?」

Annie:『ライスプディングとかでよく食べたよ。卵とバターと砂糖と混ぜて・・・』

僕:「!?」「生の米から作るの?」

Annie:『ああ、left over(食べた残り)ね』

米は意外と食べられているようです。コメ料理を教えてくれたのですが、食べた残りのご飯から作るようですので、つまり、炊いて食べているということですよね。[rice-pudding]で見て見ると、卵を入れるのは珍しいのかも知れませんが、どのレシピもすごく甘い予感がします。日本で言うとおじや、雑炊のようなイメージでしょうか。コメの種類が違うので、コメだけでは粘りが出ないのでいろいろ混ぜているのか、甘いものが好きなだけなのか・・・

アメリカでも、日本のコメも売られています。一般のスーパーではなくて日系・韓国系・中国系限定ですが、ササニシキやコシヒカリが手に入ります。日本からの輸入品ではなくて、(たぶん主に)アメリカ産です。品種改良が進んだ最新の品種はないのですが、出すのならしっかり特許か何かで権利を守って出して欲しいですね。遺伝子組み換えなどで取られるばかりなので。そういえば、ワギュウという和牛も売っていて、昔日本で見たテレビでは「何者かによってアメリカに流出した」というようなことを言っていたので、今後はないように願うばかりです。

 

まとめ

普段あまり雑談しない世代の人と話をすると、知らないことが多いので面白いです。ディナーロールの家庭用レシピが美味しそうだったので、一度焼いて見たいと思います。

記事中の画像は、パブリックドメインとして公開されているものを縮小しています。

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