日本は受験、入学シーズンを迎えています。アメリカの入学時期は9月が一般的ですが、大学の会計年度は6月締めだったりもしますし学生も8月から授業があったりする学部もあるので、日本のようにみんなが一斉に動くという機会は少なめです。

(配偶者ビザ以外の)ビザを取得して日本からアメリカに渡航する場合、日系企業の駐在員でもなければ多くは学生だと思います。僕はポスドク(博士研究員)ですが、交換訪問者(J-1)というカテゴリになります。昔は無給でも留学するんだという話も聞きましたが、最近はほとんど聞かなくなりました。(J-1ビザ関連の記事「アメリカJ-1ビザの申請」もよろしければどうぞ。)

アメリカ生活にかかる費用

アメリカの生活費はニューヨーク、サンフランシスコを除けば日本と変わらないか、日本よりも安くなると思います。外食の日本食や日本の食材が高価なので、日本食を外食し続けたりしなければ、それほど日本と変わりません。ただし、日本と同程度とまでは行かなくても安全な家・アパートを求めると、非常に費用がかさむかもしれません。

いくつかネット上の情報を載せておきます。

僕の生活にかかるお金は、約$400~$450+家賃になりました。
ちゃんと節約すれば、毎月$1100~1300くらいで生活出来る計算になります。
住むところを極限まで安くできれば月$700も夢じゃないですね。

ちなみに節約云々をあまり考えずに生活した場合は、$2,000~$2,500ほどかかるのではないでしょうか?
出典:『留学生の僕がニューヨーク市で一ヶ月暮らすために必要な生活費を紹介します。』ニューヨーク在住SAGATAさん

一般的にニューヨークの生活費というと、異常に高いと思われがち。
実際に私も以前はそう思っていたが、実際に町に行ってみると、イメージとはだいぶ違うことに気付いた。 
まずわかりやすいところでは、スーパーの食料品やファーストフードの金額。 
スーパーで見かける野菜や肉の金額は、いわゆる物価の安い国と知られる東南アジアのタイとかマレーシアと、大きく変わることはない。 
出典:『ニューヨークの生活費は1つの項目さえ押さえれば高くはない』ニューヨーク在住伊田武蔵さん

1ヶ月の家賃・生活費の合計 $1262~$1462 日本円で151,440円~175,440円
となりますので、1ヶ月15万円~17万円くらいの予算を見積もってください。
希望の留学期間をかけると、滞在期間での滞在・生活費の予算が大体分かるかと思いますので、
資金計画が立てやすいと思います。
因みに一番高いサンフランシスコエリアは、同じ項目で1ヶ月$1400~$1700かかりますので、10%-15%高いということになります。
出典:『ニューヨークの生活費は高い?そんなことありません!』CAREER EXCHANGE

ちなみに、僕の場合、家賃と光熱費が約700~800米ドル、インターネット接続80米ドル、携帯電話30米ドル、車の維持費用260米ドル(保険120米ドル、税金等50米ドル、ガソリン50米ドル、駐車場40米ドル)の固定費で約~1200米ドルかかっています。後は食事代が大きくばらつき、遊びに行ったり旅行に出たりするとガツンとかかります。また、オバマケアの導入で医療保険がないとペナルティが課されるようになりました。大学により支援がある場合もありますが、大体毎月500ドル程度(年間6千ドル)かかります。

こう見ると車の維持費用が高いですね。車の購入代金を除いたセットアップ費用+生活費+その他で使った分を全部加えると、年間だいたい3万3千ドル~3万5千ドル程度だと思います。あわせると年に一回ペースで日本に帰国していますので、それを除けば3万ドル程度ですね。上の例の学生さんと比べると、やっぱりだいぶ掛かってしまっています。

 アメリカでキャシュが必要な場合

アメリカはクレジットカード社会なわけですが、現金が必要になることもそれなりに多いです。また、日本からクレジットカードを持って行っても日本発行のカードだと受け付けてくれないこともあるので、すぐにキャッシュを使える体制にしておくことは必須です。

僕が留学に出たとき、アメリカで必要になったお金は、

  • 自動車購入費用
  • レンタカー代、レンタカーの保険料
  • 家賃のデポジット、初月分の家賃
  • 借家用の保険
  • 医療保険
  • 日用品(食器、寝具など)

などでした。学生で学費の支払いがある場合は、アメリカの大学は学費が高いですから毎年上記の費用の数倍学費と寮費で飛んでいきます。このうち、キャッシュ払いの必要があったのは、自動車(銀行チェック)と家賃(パーソナルチェック)です。生活費を切り詰めたい場合、(日本と同じく)安売り店の中にはクレジットカードが使えないところがあります。

こういった費用が無ければ、キャッシュや米国の銀行預金を持たなくても何とかなりそうですが、慣れない土地で周りに助けてくれる人がいると根拠無く期待して渡航してはいけません。日本から銀行送金してもらうには、3~5営業日かかります。

クレジットカード払いだと決済した後で送金しても間に合いますが、ある程度手持ちがないとやはり不安です。

アメリカへの持ち込み

アメリカに入国するときに、1万米ドル以上の価値がある有価証券を持っている場合には申告が必要です。これは、米ドルに限らず、日本円やユーロなどを持っている場合も同様です。隠して持ち込んで見つかったという話は今のところ聞いたことがありませんが、そもそも税金がかかったりはしませんので、素直に申告したほうが良いと思います。

時計やカメラ、パソコンなどの比較的高価な物や、現金は引ったくりや置き引きに遭う危険がある他、空港では検査係官などの職員による盗難事件も頻発しています。以前ですと、盗られたりしたときの保証があるトラベラーズチェックで持って行こうという発想もありましたが、そもそも両替レートが悪かった上、2014年で廃止になり、無くなってしまいました。

そのため、2016年現在、キャッシュで持って行くしかありません。少し前だったら、「仮想通貨があるじゃないか!」という意見もあったかもしれませんが、現状ではリスクが高すぎます。

日本のカードを使う

アメリカで普通に日本発行のクレジットカードを使うと、為替手数料がかかります。約1.6~3%程度なので、銀行で外貨両替を行うのと同程度です。銀行で紙幣にしてもらうと5%くらいの手数料がかかるので、それよりは日本からクレジットカードを持って行ったほうが有利ということになります。

国際キャッシュカードという手も緊急時にはある程度考えられますが、ATMの利用料が銀行の引き出し手数料に加えて上乗せされますのでかなり割高になります。利用頻度が高いATMでなければ、ATM内に紙幣があまり入っていないということもよくあって、必要金額を引き出せなくても手数料はかかるので辛いです。

日本でも米ドル建て決済に対応したカードが幾つかあり、通常の円建てカードと比べると有利です。僕が留学に出た頃は「SBIカードの米ドル建て決済」しかなく、口座を開いて使ってみたものの使いにくくて結局使わなくなってしまったのですが、今は新しいサービスが増えています。魅力が高い順に挙げておきます。

 1.マネパカード

海外専用プリペイドカード【マネパカード】新登場!

日本のオンライン為替証拠金取引(FX)業者の先駆けの一つ、マネーパートナーズがFX口座から入金できるプリペイドカードを出しています。日本のクレジットカードをそのまま使うことと比べると、非常に安いです。

メリットは手数料が普通の両替と比べて安いことと、ショッピング保険などの付帯サービスがついてくることです。また、15歳から口座開設できるので留学生でも問題なく作ることが出来ます。

デメリットは、プリペイドカードなので事前に残高が必要になること、多くのクレジットカード利用ではついてくるポイント還元がないので、ポイント還元やマイルを上手く使えるなら普通のクレジットカードのほうが得だったりします。特に、最近は海外利用でポイントアップのようなキャンペーンが多いので・・・。

「使う」ことは出来ても小切手を振り出すためのチェッキングアカウントに入金することはできないので、長期滞在するならいずれアメリカへの送金が必要になります。

見かけ上の手数料はゼロですが、サイトを見ていると1ドルあたり0.8円程度仲値から高いレートでの換算になるようです。マネーパートナーズFXの口座を持っているなら、1ドルあたり約0.4円でマネパカードに入金できるので、かなり有利なレートになります。

 2.Yubisashi Club Card

指さしアプリ60点以上使い放題!

作ったことがないのと、登録しないと詳細が見られないようなのではっきりとはわからないのですが、マネパカードより少しレートが落ちるのかもしれません。(どの程度使えるものなのか持っていないのでわかりませんが)会話サポートは人によってはアピールポイントだと思います。13歳から作れますので、その年齢でカードを持たせる是非は置いておいて、選択肢があるのは良いことだと思います。

 3.マスターカードキャッシュパスポート

キャッシュパスポート

Tポイントが貯まるプリペイドカードです。「10万円で旅行して外貨両替よりも5万3千円有利!」と、サイトに書かれていますが、よく見ると手数料が前の二つと比べて高いようです。普通のクレジットカードとくらべても、常に入金手数料1%を取られるとすると割高感があります。入金手数料が1%で、他にも両替手数料が4%、口座内通貨変換が5.5%、とあります。

このカードを使うなら、国内で両替してから入金すると手数料を節約できそうですが、限度額の問題で大金を入れられないので入金のたびに送金手数料が必要になってしまい、かなり不利です。Tポイントがどうしても欲しい時用でしょうか?

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