韓国で襲撃を受けたマーク・リッパート大使ですが、まだ43歳です・・・

Wikipediaのリッパート大使の項目を翻訳したのですが、日本だったら60歳とか70歳?と思ってしまうようなキラキラした経歴ですね。スタンフォード大学の国際政治学(International Policy Studies)はたぶん有名どころなのだと思います。International Policy Studiesと検索すると、固有名詞ではなさそうな単語なのにずらーっとスタンフォード大学の記事ばかり出てきます。

オバマ大統領の側近だった方なので、既にレームダックといわれているオバマ政権が終わった後にどうなるのか分かりませんが、また他のところでも表舞台に出てくることもあるのかな、と思います。

アメリカの大使人事は、大統領選挙などの論功行賞として使われている場合が結構あります。アメリカの友好国でそれほど政治力が必要にならなさそうな国の大使には特にその傾向が強いようです。近年の駐日大使もその例で、今のキャロライン・ケネディ大使や、その前のルイス大使もそのような批判があります。

参考文献:『オバマ政権の駐日大使任命について』(日本国際問題研究所)、『外交を台無しにするオバマ大統領』(JBPress)など多数

そして、オバマ氏のために140万ドルの資金を集めたPRコンサルタントのノア・マメット氏がいる。マメット氏は次期駐アルゼンチン米国大使だが、同氏もアルゼンチンを1度も訪れたことがないと認めている。南米第2の規模を誇る経済国で、露骨な反米主義に傾きかけているアルゼンチンは、ソロモン諸島のような国とはほど遠い。同国のスタンスは重要な意味を持つ。

オバマ氏は裕福なホテル経営者で選挙に多額の献金を行ったジョージ・ツニス氏を次期大使に指名した。ツニス氏の人事承認は、同氏もまた赴任先のノルウェーを訪問したことがなく、ノルウェーの制度が大統領制だと思っていると述べた後に棚上げされた(ノルウェーは王国だ)。


出典:『外交を台無しにするオバマ大統領』(JBPress)

オバマ大統領に限らず、前から同じなので個別に批判するのもどうかとは思いますが、その対象国に行ったこともないし、知りもしない人が大使ではちょっと、と思います。アメリカらしいですね。

日本でも、少し前の在中国大使の丹羽宇一郎氏が実業家からの任命で、批判があったかと思うのですが、伊藤忠商事の取締役会長で、伊藤忠商事といえば中国への積極的な進出で知られている企業です。上の例とは違います。あのときは、あまりにも親中派すぎるのではないか、という批判だったので、内容も違いますが。

リッパート大使は?

情報が見つからないのですが、駐韓大使はどうだったのか、気になるところです。前任の大使は、連邦政府と食い違う発言をして注目を浴びていましたが、ブログ記事『韓国:次期駐韓米国大使候補ソン・キム氏とは…?!』(韓国経済.com)を見ると、前任者は韓国系米国人でしたが、東アジアの外交問題の専門家だったようなので、リッパート大使も功績に報いる形の人事ではなく、普通に任命されたのでしょう。

でも、マークリッパート氏の経歴を見ても、主にイラクやアフガニスタン、アフリカなどでの活動はありますが、東アジア地域でも活動はあった(『リッパート氏「沖縄の怒り」米中枢に』(沖縄タイムスの記事のカーボンコピー))ようです。オバマ大統領の側近だったので、オバマ大統領が「許しがたい」というのも普通に理解できます。

80針縫うケガで指が働くのに数ヶ月とはひどいですね。早く治られることをお祈りします。

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