2015年12月8日、アメリカの高速鉄道計画、「ハイパーループ」の実験線を建設するための用地買収が行われたそうです。

ネバダ州ノースラスベガスに約20ヘクタール(0.2平方キロメートル)の用地を取得し、12月中には資材搬入、2016年第一四半期に実験を開始する予定とニュースに出ています。

ハイパーループ

ハイパーループ計画は、2013年に構想が発表されたとても新しいものです。日本で建設が開始されそうなリニアモーターカーと同じように、列車が接地しないで浮いたまま走行すると言う点では同じです。

浮かせる方法が異なり、リニアモーターカーが電磁力を使うのに対してハイパーループは密閉空間で空気を噴射して進む予定のようです。理論的な到達速度は時速1220kmに達するとかで・・・。すごいですが、実験線は時速540kmを目指すようです。

イーロン・マスク氏

このハイパーループの構想は、イーロン・マスク氏によって公表されたものです。イーロン・マスク氏といえば、アメリカの航空産業に大きく関わっているスペースX社、電気自動車のパイオニア・テスラモーターズ社、電子決済大手のPaypalとネットオークションeBay、の創業者という、すさまじい経歴の人物です。

ハイパーループも、日本で構想されていたら夢物語で終わっていたでしょうが、この人が構想したと言われると実現しそうな気がしてしまいます。

ハイパーループの記事

ハイパーループは、以前から実験線建設の噂があり、以前テキサス州に建設されるのではないかという噂について書かれた記事音速目前でリニアより速い!「Hyperloop」の実験線建設が始まる』(FUTURUS 2015/1の記事)で、どんなものなのか判りやすく解説されています。

SpaceXやテスラとの違い

とは言っても、SpaceXやテスラなど既存の技術で起業した過去の実績や、Paypal・eBayのようなソフトウェア的な起業と、ハイパーループは違います。

砂漠地帯の温度変化に耐え、砂嵐に遭っても、密閉空間の変化を許容範囲内に抑えなければいけません。強烈な紫外線を受け続けることになるので、チューブ(密閉されたチューブ内を走行する)が金属製でなければすぐに劣化してしまいます。

アメリカの普通の民生品を見ていると、とても実現できそうな気がしませんが、先鞭をつけてとりあえず作るのは日本企業よりもずっと得意だと思います。イーロン・マスク氏の構想だからというのもありますが、上手くいくかもしれませんし行かないかもしれません。

こういう企業に資金が集まって、新しい技術開発が進むところは、日本にはないアメリカの良さだと思います。

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