2015年6月にあったサウスカロライナ州での黒人系教会襲撃事件を機に、南北戦争時に奴隷制度を支持した南軍・アメリカ連合国の旗の販売が停止し、サウスカロライナ州では州議会での連合国国旗(Confederate Flag)の掲揚を7月上旬になくしました。

これを受け、Confederate Flagを禁止すべきではないとする白人団体と、禁止するべきだという黒人団体がそれぞれ議会の周りでデモ行進を行いました。

チャールストンの黒人教会襲撃事件

2015年6月17日に、アメリカ東海岸のサウスカロライナ州チャールストンで、歴史のある黒人系教会のエマニュアル・アフリカン・メソヂスト・エピスコパル教会(Emanuel African Methodist Episcopal Church)が白人至上主義の21歳男性Dylann Roof容疑者に襲撃されました。

翌18日にDylann容疑者が逮捕された後、Dylann容疑者のものと思われるSNSアカウントやウェブサイトが発見され、過去の白人至上主義的な国の国旗をあしらった服を着ていたり、アメリカの南北戦争で奴隷制度を守ろうとしたアメリカ連合国(南軍、Confederate States of America)の国旗(もしくは戦旗)Confederate Battle Flagを掲げた写真が掲載されていました。

これが公になった後、ネットショップでのConfederate Flagの売れ行きが激増し、Amazon、Google、Apple、Ebay、Target、Walmartなどのネット企業や小売店がConfederate Flagを販売・掲載するのを停止・禁止しました。

また、南北戦争以後も南部の歴史として、州議事堂などに掲揚(議事堂本体からは2000年にはずされて、その後議事堂前に掲揚されていました)されていたConfederate Flagを除去しようという動きが急速に高まり、翌月になると事件があったサウスカロライナ州ではConfederate Flagの掲揚を取りやめる法律が成立しました。

参考:『白人男性が黒人教会を襲撃、チャールストン』『オバマ大統領がNワード発言』『アメリカを変えた一週間?CNN記事

 

アメリカ連合国

1861年にアメリカ連合国がアメリカ合衆国からの独立を宣言して、1965年まで戦われた戦争が南北戦争(英語名:Civil War)です。

CC BY-NC by Baylor University Libraries (https://goo.gl/CPwI9D)

一般的に南部といわれる地域が連合国に参加していましたが、南部といいながら地理的には結構北のほうまで南部に入っています。

通称、Confederate Flagといわれているものは、正確には国旗ではなくて陸軍、海軍で使われていた国旗の一部を使った軍旗です。

 

デモ行進

サウスカロライナ州議会からConfederate Flagを除去することになってから1週間あまりたって、Confederate Flagを残したいという人たちと、なくしたいという人たちがそれぞれデモ行進を行いました。

残したい側は白人至上主義団体のクークラックスクランで、なくしたい側は黒人団体の黒豹党(ブラック・パンサー党)ですので、どちらも過激な思想、行動で知られています。

緊張は高まったようですが、平和的に終わったようです。それにしても、Fox Newsには顔を普通に出した白人男性が出ていますので、イメージの白装束とは違いますね。

ニュース記事

日本語版のCNN.co.jpにも出ていました。

http://www.cnn.co.jp/usa/35067600.html

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