ニューヨークのジョンFケネディ国際空港(JFK空港)から飛び立った航空機4機に公園からレーザーが照射されたというニュースが出ていました。

年間4000件

今回のニュースは、

Several pilots reported the green laser as they were flying at an altitude of about 8,000 feet northwest of Farmingdale between 9:30 p.m. and 10 p.m., said FAA officials.
The targeted planes were American Airlines Flight 185 bound for Los Angeles; Shuttle America Flight 4213 bound for Cleveland; Delta Airlines Flight 2292 bound for Boston and Delta Flight 2634 bound for Buffalo
出典:『FAA says green laser pointed at four planes over Long Island』(Fox News)

と30分間のうちに同じ場所から報告されています。レーザーは遠くまで届くのでとても危険なのですが、米国ではわかっているだけで年間4000件は起こっているようです。

米連邦航空局(FAA)によると、2013年の1年間に起きたレーザー照射は3960回に上り、05年の283回から激増した。平均して1日に11回の頻度で発生しているという。
航空機へのレーザー照射は犯罪に当たり、米連邦捜査局(FBI)は賞金を懸けて犯人の特定につながる情報の提供を募っている。捜査ではヘリコプターやパトカーも利用してレーザーの照射元を突き止め、犯人逮捕につなげてきた。
これまでに摘発されたのはほとんどが10代の少年と30代の男性で、有罪になれば5年以下の禁錮や25万ドル(約2560万円)以下の罰金が科せられる。
FBIだけでなく、米国の11都市やプエルトリコのサンフアンも、犯人逮捕につながる情報に今後2カ月で最大1万ドルの賞金を支払うと表明した。
出典:『航空機へのレーザー照射 年4000回、犯人逮捕に懸賞金も』(CNN.co.jp)

懸賞金つきだそうです!!見かけたら通報すれば!と思っても、航空機に向けているのかどうか普通はわからないので逮捕が難しいのかもしれません。

かなり重い罰金や禁固刑が科されるので、絶対やってはいけません。

 

検挙率は少ない

認知件数は増えているものの、検挙される数は少ないです。

特に商業機を狙った照射が何千件と起きているが訴追対象にはなっていない。FBIによると、05年以降逮捕されたのはわずか162人で、有罪判決は86人だった。FAAの広報担当者は、政府の措置は役立っているとしながらも、「しかし、毎晩のように14件か15件の報告がある。要するに多すぎる」と語っている。
出典:『パイロットに対する危険なレーザー照射』(ウォールストリートジャーナル)

今までの検挙率は少ないですが、懸賞金をかけるようになったのは最近ですので、これから検挙率も高くなってくるかもしれません。

エスコバー氏は、有罪判決となったいくつかの事件が警察ヘリだったことは「驚きではない」とし、警察ヘリには最先端技術が搭載されており、数千フィート離れた所からも照射犯をピンポイントで特定できるためだと述べた。
出典:同ウォールストリートジャーナル記事

 

悪気の問題ではない

12年の法律の効果もあって、検察は照射事件でいくつかの有罪判決を勝ち取っている。カリフォルニア州フレスコのカレン・エスコバー連邦検事補は07年以来、9件の有罪判決を得た。今年の1件では、12年にフレスコ警察のヘリに照射したとしてセルジオ・ロドリゲス被告に14年の有罪判決が出た。厳しい量刑には同被告の前科も影響した。
 同被告の弁護人デール・ブリッケンスタッフ氏は公判で、被告とその家族は「おそらくはどこまで光線が届くかを見たいために」レーザー光線を照射したのであって、「悪意」はなかったと主張した。また、「これは愚かなことかもしれないが、ヘリを墜落させたり、乗っていた人を負傷させたりする意図はなかった」と付け加えた。
出典:同ウォールストリートジャーナル記事

「どこまで届くのか見たくて、悪気なく」レーザーを照射し、懲役14年です。

 

航空機まで届くのか?

日本で、遠距離でも届くかどうか実験した人がいました。

航空機が飛んでいる高さよりも遠い距離でも、普通に合法的に市販されているレーザーが届くようです。高出力のものだと非常に危険ですね・・・

墜落の原因になったことは今のところないようですが、

パイロットたちは、レーザー光線は数千フィート離れていても届き、コックピット全体を照射することがしばしばだとしている。照射を5回受け、1度はノースカロライナ州シャーロットに近づいた時、一時的に目が見えなくなったという商業パイロットのロバート・ハミルトン氏は「光は風防ガラスに当たって炸裂した」と話した。
出典:同ウォールストリートジャーナル記事

というようにパイロットの目を眩ませることはままあるようです。絶対にやってはいけませんね。

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